邦楽と聞くと、真っ先に音楽のジャンルであるJ-POPを思い浮かべるところですが、本当の意味では異なります。正しくは日本固有の伝統音楽、古典音楽のことを指すのです。
邦楽のはじまりは大宝元年(701年)までさかのぼり、その頃に制定された大宝律令の中に見ることができます。
そこには、外国の音楽と世俗の音楽をまとめて宮廷音楽とすることを目的とした、音楽専門の部署を設置するといったことが書かれており、その部署の名前を雅楽寮と呼びます。
雅楽寮……なんと読むかわかりますか? 私は「みやびがくりょう」とそのまま読みましたが、実際は異なります。
正しくは「うたまひのつかさ」。まったく想像できませんでしたよね……。
この時代は漢字と読みが一致しない名称が非常に多いですが、妙に趣のある響きで良いですよね。まさに「雅」ではないでしょうか。
この時代に生まれた音楽のいくつかは、現在まで受け継がれているというのですから驚きですね。